
日常の中で節約
様々な理由で節約を考えている人は多いと思いますが、今回は日常のちょっとした事からできる節約術を紹介します。
生活費で必ず消費し、生活の大動脈でもある三つの物。
それは水道とガスと電気です。
これらは日常生活に欠かせないだけに節約するのも難しいと思われますが、ちょっとした事で節約する方法があります。
電気の使い方
電気代で節約が可能となる部分と言えば、なんといっても“待機電力”でしょう。
【待機電力とは】
電気機器がコンセントに繋がっている状態の僅かな電気の消費が発生している状態。
具体的にはテレビのリモコンの待ち状態、DVDなどの予約状態などが上げられます。
省エネ推進などの受託事業、エネルギー管理士試験も実施しいている法人の“省エネルギーセンター”の調べによると、一世帯の年間で消費する待機電力は285kWh程度らしいですが、それは一世帯が年間に使う電力の実に6%も占めている事になります。

この年間285kWhを削減することができれば、例えば一般家庭の電気代を24円/kWhとして計算した場合に、285× 24 =6,840円浮く計算になります。
ですからマメにコンセントを抜く事をお勧めしますが、手間がかかりますのでスイッチの切り替えだけで電気元のオンオフが可能な省エネタップが便利です。
また電気の時間帯による割引にも目をつけましょう。
仕事で昼間家にいない人は夜から朝のアンペアを下げる時間帯割引に注目しましょう。
下げるアンペア数、割引によっては5000円近く電気代が浮くこともあります。

水道の節約法
節水についてですが、洗い物をする時蛇口をこまめに止め、流しっぱなしにせず、食器などは油が酷い物は予め紙で拭いておくとして、その後水が張った桶にまとめてつけておきます。
後は洗剤で水に漬けておいた食器をまとめて洗います。
あと身近な所でシャワーのヘッドを節水の物に変えるだけでもかなりの節水になります。
新しいシャワーヘッドを買うお金がかかりますが、その分を考慮しても年間10,000円近く水道代が浮くことになるようです。

ネットや家電量販店でも色々な種類のシャワーヘッドが売られていますし、節水対応のものもたくさんあるので、使用することをおすすめします。
トイレは大と小をちゃんと使い分けているでしょうか?
これも用途によって使い分けることで月に200円近く節約できると言われています。
浴槽に張る水量もきちんと決めておきましょう。
だいたい200リットルほどが適量だと言われています。
暑い日など半身浴にすれば健康にもよく、水道代も浮きますし一石二鳥です。
また入浴した際の残り湯も洗濯に使えますし、他にはガーデニングなどをしている人なら花や木の水やりに再利用できます。

お風呂のガス代について
お風呂などの蓋を開けっぱなしなどにせず、開け閉めを心がけるだけでもガス代の倹約になります。
お風呂を沸かすときは水を温める方法はなるべく避けましょう。
お湯を張って沸かす方式の方が安くすみます。
水を温める時間は長く、その分ずっとガスで炊いているわけですから当然ガス代がかかります。
お風呂にお湯を張る分量は人が入って外にお湯が漏れてしまうほどに入れてはもったいないです。
だいたいお風呂に対して五分程度が良いでしょう。
一度の入浴の場合、220Lでだいたいガス代が50円ほどになります。
これを半分にして一ヶ月過ごせば750円節約でき、1年換算なら9000円も節約できます。
また季節によってシャワーよりお風呂の方が、ガス代が節約できます。
シャワーでは寒い冬はなかなか体を温めるのに時間がかかりますが、お風呂なら短い間で全身を温められます。
逆に夏などは元々気温が高いので、さっとシャワーを浴び、汚れを落とすだけの作業ならシャワーの方が安くすみます。
シャワーは一分使うとおおよそガス代が5~6円ほどかかります。
この時間を3分減らすとなるとだいたい15円~18円の節約になる計算です。
シャワーを使う時間についてですが、シャワーを15分以上使っている人がいる場合ですと、お風呂に必要な水量と同じだけ使っている計算になります。
そういう方はむしろお風呂の方がシャワーより安くすむと言えます。

節約する上で知っておくべき待機電力。日頃の生活で簡単にできることなので、意識に入れておきましょう。